小児予防「フッ素塗布」

「フッ素」は虫歯になりにくい歯をつくる性質を持っています。このフッ素を定期的に歯に塗ることで歯質を強化します。歯に直接フッ素を塗るので、市販の歯磨剤よりも効果的に取り込むことができます。

フッ素塗布の流れ

  1. ステップ 01

    歯をきれいに磨いた後、エアーを吹きつけて歯の表面を乾燥させます。

  2. ステップ 02

    脱脂綿などにフッ素入りの薬剤を染み込ませ、歯に塗ります。

  3. ステップ 03

    フッ素を歯に塗った後、30分くらいはうがいや飲食をさけます。

  4. ステップ01〜ステップ03の工程を2週間の間に3〜4回行います。これを年に2〜3回実施します。

フッ素のはたらき

フッ素は、自然界の物質で私たちが毎日食べるものの中にも含まれています。
しかしフッ素は、塩と同様でからだに必要なものでありながら、大量に摂取すれば害になることがあります。

海藻

じゃがいも

りんご

牛肉•ミルク

ニンジン

緑茶

フッ素って本当に安全なの?

フッ素の虫歯予防の働き 歯に働きかけ、再石灰化の促進とフルオロアパタイトの生成を行い、歯質を強化する。 口の中の環境に働きかけ、抗酵素作用と抗菌作用により、酸産生の抑制をする

シーラント

奥歯の噛み合わせの面には溝があり、むし歯ができやすいところです。その溝に材料を流し込んで、むし歯を予防する方法があります。この方法をシーラントといいます。シーラントは歯を削ることがないので、痛みはありません。

虫歯になりやすい歯の溝(シーラント)