治療終了後のメインテナンス「予防歯科」
当医院では”80歳になっても自分の歯で噛める”を目標に、自分の歯を守り、生涯ご自身の歯で充実した生活を送られるお手伝いをしたいと思っています。
『歯科医院は痛くなってから行くところ』いう考え方から、『健康管理のために通うところ』へと発想の転換をしてみませんか?
当医院では、治療終了後にメインテナンスのご案内をさせていただいています。
この表を見てみなさんは
何を感じますか?
この表からもわかるように自分の歯の健康を保つ為には、ご家庭でのホームケアの習慣化と歯科医院でのプロフェッショナルケアを定期的にうけることが大切です。
ブラッシングを
マスターしよう!
“磨いてる”と“磨けてる”は違います。
ブラッシングの目的は
〈歯垢〉を取り除くこと
虫歯や歯槽膿漏、歯肉炎を引き起こす原因菌は歯垢(プラーク)にあります。
歯垢は細菌のかたまりです。この歯垢を毎日の正しいブラッシングによって取り除いておかないと、健康な歯を維持することはできません。虫歯が原因で頭痛、肩こり、内臓疾患などをひきおこしたりすることもあります。
集中力の低下にもつながり、仕事や勉強の能率もさがってしまいます。毎日をより快適に過ごし、食べ物をおいしく食べるためにも、正しいブラッシングはとても大切です。
歯ブラシ選びのポイント
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ポイント 01
大きさ
歯ブラシが大きすぎると、口の中で動かしにくく、磨き残しの原因になります。歯の奥までとどくような、小さめの歯ブラシがおすすめです。使う人の上の前歯2本分くらいが良いでしょう。
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ポイント 02
硬さ
やや硬めで毛先に弾力性のあるものがおすすめですが、歯肉炎などの症状のある方は、少し軟らかめのものを使用し、回復してきたら少しずつ硬めのものにしてみましょう。
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ポイント 03
歯ブラシの取り替え時期
歯ブラシを背の方から見て毛先が柄からはみ出してきたら、取り替えの時期です。目安としては、月に1本位です。
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ポイント 04
歯磨き剤
歯磨き剤を使用すると、ブラッシングが短時間になりがちです。最初は歯磨き剤なしでゆっくりと時間をかけてブラッシングした後で歯磨き剤を使用するのがよいでしょう。量は『毛先にほんの少しだけ』でよいのです。
ブラッシングの基本
1本1本ていねいに歯垢を取り除くことがブラッシングの目的です。鏡を持って目で確かめながら磨くと磨き残しが減ります。
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ポイント 01
力を入れすぎない
ゴシゴシではなくサラサラと。
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ポイント 02
磨く場所によって
ブラシの持ち方を工夫する。 -
ポイント 03
磨きにくい場所から磨く
磨く順序をきめる。
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スクラッビング法(一般的)
歯肉と歯に対してブラシを直角にあて、小きざみにふるわせる。1ヶ所20〜30回。
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バス法(歯周病改善)
歯肉と歯の境目にブラシを45度の角度であて、歯周ポケットの中にブラシの先を入れてやさしくふるわせる。
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フォーンズ法(子供やうまく磨けない人)
外側/歯肉と歯に対して直角にあて、円を描くように上下の歯を一緒に磨く。内側/あごの内側から歯の裏側にかけて、大きく往復を繰り返しながら全体を磨く。
ブラッシングの補助器具
ブラッシングで取りきることのできなかった歯垢や食べカスを取り除く補助器具です。
ブラッシングの補助器具は受付までご遠慮なくお尋ね下さい。
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歯間ブラシ
細い針金の周囲にブラシをつけたようなものです。 歯ブラシの毛先が入りにくい歯と歯の間、歯茎の近くをきれいにします。 すき間にいれて前後します。かなりの歯垢や食べカスがとれます。サイズはS.M.Lなどいろいろありますので自分にあったものを選び、入らないところには無理に入れないようにします。
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デンタルフロス
(糸ようじ) ナイロンの糸を歯と歯の間にすべらせるようにいれて、歯垢や食べカスをしごき出します。すき間のせまいタイプの人につかえます。
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電動歯ブラシ
ブラシ先端が左右に振動するものや、回転するものなどがあります。便利なものですが、力のコントロールが難しいようで、じょうずに使いこなさないと歯肉を痛めつけたりすることがあります。歯肉に炎症のあるときはひかえます。